トッテナム暫定監督、シティの組織力に“白旗” 「我々より4、5年先を行っている」
リーグカップ決勝でシティに0-1敗戦、2007-08シーズン以来のタイトルを逃す
トッテナムは現地時間25日、カラバオ・カップ決勝でマンチェスター・シティと対戦し、0-1で敗れ準優勝に終わった。ジョゼ・モウリーニョ監督の解任を受け、暫定監督を務めた29歳のライアン・メイソン監督のコメントを英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。
カラバオ杯3連覇中のシティとの決勝は、拮抗した展開となる。13年ぶりのタイトル獲得が期待されたトッテナムだったが、0-0で迎えた後半37分にセットプレーからDFアイメリック・ラポルテにゴールを決められる。結局、この1点が決勝点となり、トッテナムは悲願のタイトル獲得を逃した。
試合終了後、メイソン暫定監督は、「私の考えでは、おそらくシティは我々よりも4、5年は先に行っている。彼らは長期に渡って同じ監督を抱えており、同じやり方で長い時間取り組んできた」と分析し、チームとしての組織力に“白旗”をあげた。
その上で「前進しないといけない。私も、そしてトッテナムにいるすべての人は、勇敢になって、彼らのように試合を支配しようとしなければいけないことを分かっているはずだ。実現には過程がある。時間はかかるんだ。選手たちは私たちが試合にアプローチしたいと思った方法を信じてくれた。
それは多くのことを物語っているし、このやり方でいきたいということを伝えてくれた。ボールを持った時に自信がなければいけないし、傲慢さも必要だろう。でも、私たちはこの取り組みを始めたばかりだ」と、モウリーニョ前監督のやり方からの方針転換を予感させるコメントを残している。
決勝を目前に起きた監督交代は、多くの議論を呼んだ。2008年以来のタイトルを逃す結果となったが、トッテナムは自分たちの進む道を再発見したのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)