「気にするな!」 槙野智章、大分DF三竿の“突き飛ばし謝罪ツイート”に粋な返答で感動拡大

大分DF三竿雄斗と浦和DF槙野智章のやりとりに注目【写真:Getty Images】
大分DF三竿雄斗と浦和DF槙野智章のやりとりに注目【写真:Getty Images】

後半30分に同点弾を決めたシーンで背後から三竿に押されて転倒

 浦和レッズは24日、J1リーグ第11節大分トリニータ戦で3-2の逆転勝利を飾った。ゲームキャプテンを担ったDF槙野智章は、魂のスライディングシュートで同点ゴールを挙げたが、相手選手が突き飛ばした行為を謝罪するツイートを発信すると、「気にするな!」と男気あふれる対応を見せて感動を呼んでいる。

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 前節のセレッソ大阪戦(0-1)で連勝が止まった浦和は、前半3分にDF西大伍のボレー弾で幸先よく先制するも、その後は徐々に主導権を奪われてしまう。相手MF町田也真人に2ゴールを許し、逆に1点のビハインドを背負って後半に突入した。

 リカルド・ロドリゲス監督は、後半頭からFW杉本健勇に代わってMF伊藤敦樹を投入。中盤を安定させ、その後MF汰木康也、MF田中達也、FW興梠慎三とピッチに送り込んで逆転の機会をうかがう。そして、迎えた後半30分だった。

 浦和は右サイドから上げたクロスが相手GKに弾かれたこぼれ球を拾ったMF小泉佳穂が、ペナルティーエリア手前から左足でふわりとした浮き球のボールをゴール前へ供給。ファーサイドに飛び込んだ槙野が体勢を崩しながら右足のスライディングシュートで合わせ、同点弾を叩き込んだ。

 すぐにゲームを再開して勝ち越しを狙う槙野は、ゴール内のボールを拾い上げようとしたが、大分DF三竿雄斗が背後から左手で背中を押し、槙野は転倒。中村太主審は注意を促すようにホイッスルを鳴らしてゲームを一旦止めたが、警告などは提示されなかった。

 SNS上では、槙野のゴールへの称賛とともに、三竿の行為に厳しい声も上がっていたなか、三竿本人が公式ツイッターで「本日の試合の2失点目の後にネットに入ったボールを取り合った後に槙野選手を押して倒してしまった場面ですが、槙野選手、浦和サポーター、ファンの皆様、不快に思われた全ての方々へ謝罪したいと思います。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。これに対し、槙野は「気にするな! オフの旅行先で一緒に宮古島の船に乗って語った仲じゃないか! またお互い頑張ろぜ!」と逆にエール。ファンも「好感度が上がった」「尊い」「カッコイイ」「素直に謝る三竿も槙野のリプもいいね!」と感動していた。

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