レスター岡崎がエバートン戦で今季25試合目の途中交代 プレミア記録まで「1」に迫る

目立たない記録だが一つの勲章に…

 後半に入って5分、DFフクスのクロスに飛び込んだ岡崎が勢い余って観客席に突っ込みそうになると、ファンに頬を触られて励まされる場面もあった。そして同17分に“ルーティン”となったFWウジョアとの交代でベンチに下がる。プレミアタイ記録まであと「1」となる25試合目の途中交代に、ホームの観衆は万雷の拍手を送った。

 その後もレスターの勢いは落ちず、同20分にヴァーディがPKを獲得し、自ら決めてこの日2点目をゲットして試合を決定づけた。シーズンを通じて岡崎の縦横無尽の動きによってレスターの攻撃が活性化されていたが、この日も全身全霊のチームプレーが勝利を呼び込んだ。

 試合後の優勝セレモニーで、侍ストライカーは笑顔を浮かべてメダルを受け取った。15日に行われる最終節・敵地チェルシー戦で、2009-10シーズンにMFスティーブ・マルブランク(当時サンダーランド)が樹立した途中交代タイ記録に並ぶ可能性が出てきた。得点王などに比べて目立たないものとはいえ、岡崎のハードワークを象徴する記録として語り継がれることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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