“女子プロ”WEリーグがプレシーズン開幕 浦和、代表選手のコンディション調整に課題
仙台とのプレシーズン初戦は1-1ドロー MF猶本は負傷交代
今秋に開幕する日本女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」のプレシーズンマッチが24日に開幕。前年度なでしこリーグ女王の三菱重工浦和レッズレディースは、マイナビ仙台レディースと対戦し、1-1で引き分けた。
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昨季まで日本女子サッカーの最高峰だったなでしこリーグは、今季からアマチュア最高峰の戦いということになり、新たにプロ化したWEリーグがスタートする。公式戦の開幕は秋になるが、それまでの時期にプレシーズンマッチが組まれた。
11チームという異例の奇数でスタートするリーグの開幕に向け、新設のサンフレッチェ広島レディースや、元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏が初代監督を務める大宮アルディージャVENTUSといったクラブの存在もあり、WEリーグ参入を見送った昨季なでしこリーグ1部だったクラブや出場機会の少なかった選手だけでなく、なでしこジャパン(日本女子代表)に選出されるような主力級の移籍も活発に起こった。
浦和が昨季までのレギュラーメンバーがほぼ維持された一方、昨季までの森栄次監督が総監督となり、楠瀬直木監督が就任するダブル体制に変化。仙台は女子サッカー界の名将として知られる松田岳夫監督の就任もあり、なでしこジャパンにも選出されるFW宮澤ひなた加入など、昨季なでしこリーグで10チーム中7位だったチームは大きく変化し、昨季優勝の浦和を相手に優勢な試合を展開した。
浦和が前半37分にMF猶本光の突破で得たPKをFW菅澤優衣香が決めて先制すると、決定機を数多く作っていた仙台は後半27分、サイドを切り崩してのラストパスを宮澤が蹴り込んで同点とした。その後、猶本が足を痛めて担架で運び出されての交代になるアクシデントがあったものの、試合後に楠瀬監督は「心配していたけれども、次に響くようなことはなさそう」と、軽傷だったことを明かした。