ウェストハム監督が“プレミア改革案”、スコットランド強豪2クラブ参戦を提案
モイーズ監督がプレミアリーグの現フォーマットに見解 「リフォームは必要だ」
ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督は、欧州サッカーの強豪12クラブが創設を目指したものの頓挫した「欧州スーパーリーグ(ESL)」の構想を批判し、スコットランドのグラスゴーに本拠地を置くレンジャーズとセルティックのプレミアリーグ参戦を提案した。英紙「インデペンデント」が報じている。
イングランドの6クラブ、スペインの3クラブ、イタリアの3クラブが参画したESLは、相次ぐ反発の声を受け、プレミア6クラブが一気に脱退。その後もイタリアの3クラブが続き、レアル・マドリード、バルセロナの2クラブしか残らない状況となり、構想は一気に崩壊した。
モイーズ監督は、ESL構想について「腹立たしい」としつつも、「リフォームは必要だ」
と、コメントした。そして「何かしらの変化は必要だ。プレミアリーグは、素晴らしい商品だと本当に思っている。でも、トップクラブは試合が多すぎる。だからこそ、プレミアリーグ1とプレミアリーグ2を持つべきだ」と、自身の考えを語った。そして、スコットランドの2クラブの参戦を提案している。
「プレミアリーグ2に、レンジャーズとセルティックを招待することはできないだろうか。どうしてユナイテッド・キングダム(UK)のように、まとまれないのだろうか。イングランドとスコットランドに分かれていて、共同体になれないのか。スコットランドリーグのクラブが、プレミアリーグ2に入れないのはなぜなんだ。彼らが参戦する権利を与えられれば、レンジャーズやセルティックは、より多くの収入を得られるはずだ」
さらにモイーズ監督は「もう少しクラブを減らせばいい。プレミアリーグから2クラブを外し、プレミアリーグ2に入れる。そうすれば数週間の空きができる。ビッグクラブはあれだけ大きな計画を持っているが、あの計画はさらに試合を増やすこととなる。そして、試合数はすでに多くなり過ぎている」と見解を述べた。
欧州のトップクラブでプレーする選手たちは、代表の試合もあり、多くの試合をこなしている現状がある。スコットランド出身のモイーズ監督の提案は、どのように受け止められるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)