「時が止まったような…」 ナポリFW、美しい弧を描くループ弾に反響「芸術すぎる」
ナポリFWインシーニェ、ラツィオとの上位対決で芸術的な一撃
セリエAの強豪ナポリは現地時間22日、第32節ラツィオ戦に5-2で快勝した。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に望みをつなぐ勝利となったが、イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが後半8分に決めたチーム3点目のゴールが「芸術的」なループシュートだったと、ファンからの反響を呼んでいる。
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首位インテルが11年ぶりの優勝に向けて抜け出す展開となった今季のセリエAだが、4位以内に与えられる来季CL出場権争いは激しさを増している。2位ACミランを3位アタランタと4位ユベントスが勝ち点1で追走するなか、今節では5位ナポリと6位ラツィオが激突。上位に食らいつくためにも負けられない一戦で、ホームのナポリの攻撃が爆発した。
前半7分にインシーニェのPKで先制すると、同12分にFWマッテオ・ポリターノが決めて2-0で折り返す。後半8分にインシーニェがこの日2点目を決めて突き放すと、その後は両チームが2点を取り合って5-2で快勝した。
話題を呼んでいるのは、勝負を決める1点となった後半8分のインシーニェのゴールだ。相手のシュートをGKアレックス・メレトが防ぎ、こぼれ球をDFエルセイド・ヒサイが左サイドのインシーニェにつないだところからカウンターがスタート。インシーニェが約50メートルをドリブルで運ぶと、左サイドを全速力でオーバーラップしたヒサイにつなぐ。ヒサイはペナルティーエリアに差し掛かったところで中に切り返し、右後方でフリーになっていたインシーニェに戻すと、小柄な技巧派アタッカーはワントラップ目で前に運ぶと、次の瞬間、右足インフロントで美しい弧を描くカーブショットをGKの頭越しに決めてみせた。
このゴール映像をセリエA公式YouTubeチャンネルが公開すると、海外ファンからは「美しいゴール」「スペクタクル!」「素晴らしい」「フェノーメノ」などと称賛。また「DAZN」公式ツイッターも、インシーニェの得点シーンを「時が止まったようなループシュート インシーニェが見せた技ありシュートでナポリがリードを広げる」と綴って投稿すると、ファンからも「痺れる」「芸術すぎる」「これが出来る技術力もなんだけど、判断力、やろうと思うメンタルも凄い」などの声が上がっていた。
この勝利で勝ち点を「63」としたナポリは、4位ユベントスを2差で追走。残り6試合、CL出場権を懸けた争いはさらに白熱しそうだ。