マラドーナ&ジダン級の美技!? シティMF、相手“5人翻弄”スキルを英絶賛「変身した」
躍動する20歳MFフォーデン、アストン・ビラ戦のワンシーンに英メディアが注目
マンチェスター・シティは現地時間21日、プレミアリーグ第32節でアストン・ビラとアウェーで対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた20歳のイングランド代表MFフィル・フォーデンは同点ゴールを奪う活躍を見せたが、 英メディア「プラネット・フットボール」はフォーデンが巧みにアストン・ビラ選手をかわすシーンを取り上げ、「2人のレジェンドを彷彿とさせるプレー」と絶賛している。
首位シティは、試合開始わずか20秒で先制点を許すも、前半22分にフォーデンがポルトガル代表MFベルナルド・シウバからのパスを右足で流し込み同点に追いつく。さらに同40分には、シウバのクロスにMFロドリが頭で合わせ勝ち越し点を奪うと、これが決勝点となり、シティは勝ち点を「77」に伸ばした。
「プラネット・フットボール」が紹介したのは、前半24分の場面。ペナルティーエリア内でボールを受けたフォーデンは、アストン・ビラの選手たちに瞬く間に囲まれるも巧みなボールタッチでマークをかわし、さらには元フランス代表FWジネディーヌ・ジダンのマルセイユルーレットを連想させるような鮮やかなターンで敵を翻弄。5人に包囲されるなかでも傑出したスキルでシュートまで持っていく圧巻のプレーを見せた。
同記事は、「このシーンを見ると、1982年ワールドカップのベルギー戦でディエゴ・マラドーナが6人に囲まれた時の場面がパッと頭に浮かぶ」と綴り、フォーデンが“ストックポートのイニエスタ”の愛称で呼ばれていることから、「“ストックポートのディエゴ”と呼ぶ人はいないが、ボールを受けてから行動に移すまでの一瞬の間に、フォーデンはすでに次の展開を決めていた」と、サッカー界のレジェンドの1人である元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナを引き合いに称賛。また、ターンで相手をかわしたプレーについても、「ジネディーヌ・ジダンに変身した」とコメントしている。
シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も試合後、英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、フォーデンについて「今、私たちの試合での彼の影響力はとても大きい。今は、特にここ数試合でフィルはとても重要な選手になっている。ファイナルサードでの彼の影響力はとても重要」などと話している。「プラネット・フットボール」もこの発言を受けて、「ディエゴ・マラドーナやジネディーヌ・ジダンの記憶を同時に呼び起こすことのできる選手なら誰でも、間違いなく非常に重要な選手だろう」と締めくくった。