久保は「欧州スーパーリーグの切り札」 “レアルのアジア戦略”を現地指摘「恩恵の源」
ペレス会長の目論見は久保を看板にしたアジア市場の進出「多大な利益が見込める」
日本代表MF久保建英は今季、レアル・マドリードからヘタフェに期限付き移籍している。そんななか、レアル専門メディアは「ベルナベウ、久保、欧州スーパーリーグ。マドリードにとっての、マーケットを爆発させるコンボ」と見出しを打ち、久保を「欧州スーパーリーグの切り札」として取り上げている。
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今季ビジャレアルに期限付き移籍した久保だが、ウナイ・エメリ監督の信頼を勝ち取ることができず、今冬の移籍市場で契約を打ち切り、ヘタフェへと再レンタルした。加入当初は存在感を放っていたものの、下位に沈むチームが守備的戦術へと舵を切ったのと同時に、久保の出番も減少している。
現時点では今季終了後に契約満了でレンタルバックする予定となっているが、レアル専門メディア「Defensa Central」は「ベルナベウ、久保、欧州スーパーリーグ。マドリードにとっての、マーケットを爆発させるコンボ」と見出しを打ち、「レアルは久保建英について、アジア市場を引きつける重要な戦略的要素として見なしている」と、久保と欧州スーパーリーグについて取り上げている。
現地時間4月18日に発表された欧州スーパーリーグ構想は世界中で波紋を呼んでいるが、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はプロジェクトの主導者と位置づけられている。記事では「レアルは新たなサンティアゴ・ベルナベウに加え、この日本人をアジア市場における欧州スーパーリーグの大きな切り札にしたいと考えている。ペレス会長は、そのコンボに金の鉱山を開拓しようとしている」と指摘している。
参加が発表された12クラブのうち、イングランド勢の6クラブがすでに脱退を表明しており、わずか2日間で空中分解の様相を呈しているが、同メディアは「欧州スーパーリーグはレアルにとって計り知れない恩恵の源となり、アジア人気を急上昇させたクラブには、さらなる多大な利益が見込める。レアルにとって久保は、そのような存在となるための鍵なのだ」と言及している。今後も欧州スーパーリーグと久保の動向に熱視線が送られそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)