フットサル日本代表、2大会ぶりのW杯出場決定 AFC発表、カズ参戦の12年大会以来
新型コロナウイルスの影響を受けて予選は開催されず、過去の実績での出場が決まる
アジアサッカー連盟(AFC)は21日、フットサル・ワールドカップ(W杯)リトアニア2021のアジア代表として、イラン、日本、ウズベキスタンの3カ国が決定したことを発表した。残り2枠はプレーオフによって決定される。
フットサルW杯リトアニア大会は、本来、昨年9月に開催される予定であり、その予選を兼ねたAFCフットサル選手権も昨年3月にトルクメニスタンで開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響を受け、フットサルW杯は1年の延期(2021年9月12日から10月3日)、AFCフットサル選手権も延期とクウェートへの開催地変更が発表となっていた。
しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染は収まらず、1月25日にAFCはAFCフットサル選手権の中止を発表。FIFAは6月1日にフットサルW杯リトアニア2021の組み合わせ抽選会を実施することを発表しており、これにより5枠あるフットサルW杯のアジア代表枠がどのように決定されるか、注目が集まっていた。
AFCは当初、フットサルW杯の出場国を決めるために2つのプランを用意していた。一つは、過去3大会のAFCフットサル選手権(2014年大会、2016年大会、2018年大会)の実績順に上位5カ国(イラン、ウズベキスタン、日本、タイ、ベトナム)にW杯出場の権利を与えるというもの。もう一つは、前回大会(2018年大会)の結果のみを考慮して上位5カ国(イラン、日本、ウズベキスタン、イラク、レバノン)に出場権を与えるというものだった。
AFC内で4月7日に行われた投票では、過去3大会の実績で決定する案に13票、前回大会の実績で決定する案は3票のみとなっていた。だが、その後、両方の案で名前の入っているイラン、日本、ウズベキスタンの3カ国については出場権を与え、残りの4チームでプレーオフを行う第3案が提案され、最終的にこちらが採用されることとなった。
フットサル日本代表は、2016年に行われたAFCフットサル選手権でまさかの予選敗退を喫し、フットサルW杯コロンビア2016には出場できず。W杯連続出場記録は3大会で途絶えていた。日本が最後にフットサルW杯に出場したのは、横浜FCのFW三浦知良を擁した2012年のタイ大会となっている。
(Futsal X・河合拓 / Taku Kawai)
Futsal X
2016年にオープンしたフットサル専門サイト。日本代表・Fリーグ・女子・海外情報など、カテゴリーを問わずフットサル情報を掲載。
http://www.futsalx.com