なでしこ主将DF熊谷紗希、今季限りでリヨンを退団 CL5連覇・リーグ7連覇に貢献
アジアの“英雄”としてリヨンで活躍してきた熊谷が退団を表明
フランス女子1部リヨンに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)の主将DF熊谷紗希が今季限りで退団することを発表した。公式インスタグラムで表明。8シーズン過ごし、多くのタイトル獲得に貢献してきたなでしこジャパンの主将が次なるステップに挑戦する。
2011年のFIFA女子ワールドカップでなでしこジャパンの一員として世界一に輝いた熊谷は、大会後に浦和レッズレディースからドイツのフランクフルトへ移籍。2013年に現在のリヨンへ活躍の場を移し、これまで7シーズンでリーグ7連覇、UEFA女子チャンピオンズリーグ(CL)5連覇など、多くのタイトル獲得に貢献した。今季はCL準々決勝でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れ6連覇を逃したが、強豪チームで主力として活躍してきた。
そんななか、熊谷は自身の公式インスタグラムで8季過ごしたリヨンを今季限りで退団することを表明。フランス語で「OL(オリンピック・リヨン)で8年過ごしましたが、今シーズン限りでクラブを去ることにしました。この決定は簡単ではなかったけど、私は新しいチャレンジが本当に楽しみ」と綴っている。
フランス紙「ウエスト・フランス」は熊谷の退団を報道。「熊谷紗希はリヨンでの最後のシーズンにリーグタイトルを目指すことができる。しかし、元フランクフルトの選手はまだ新天地を示していない」と、現時点で来季プレーするクラブは未定だとした。
なでしこジャパンの主将として世界のビッグクラブで何度も頂点に立った熊谷。今季は現在首位のPSGと勝ち点4差の2位につけている。8シーズン過ごしたリヨンで“有終の美”を飾ることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1