「私にプライバシーは皆無」 解任のモウリーニョ、マスコミ直撃の“現場実況”に英注目
トッテナムを解任されたモウリーニョ監督「まあ、これが私の人生なのさ」
ジョゼ・モウリーニョ監督は現地時間19日、トッテナムを電撃解任された。志半ばでロンドンを去ることになったが、解任直後にテレビ局の直撃を受けることに。英メディアは「トッテナム解任後、モウリーニョの爆笑ものの反応」と綴り、モウリーニョ監督の“現場実況”に注目している。
2019年11月にトッテナムに就任したモウリーニョ監督は、1シーズン目を6位で終えた。勝負の2シーズン目となった今季、一時は首位に立つ幸先の良いスタートを切ったものの、徐々に調子を落とし、リーグ戦でも32試合消化時点で7位(14勝8分10敗)にとどまっている。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも大逆転負けでベスト16敗退を強いられた。
これまでの指導者キャリアで、2シーズン目を最も得意とするモウリーニョ監督にとっては、志半ばで無念の解任となったが、英メディア「スポーツ・バイブル」は「トッテナム解任後、モウリーニョの爆笑ものの反応」と見出しを打ち、解任された直後、英衛星放送「スカイ・スポーツ」の直撃に遭ったモウリーニョ監督のユニークな反応に注目している。
モウリーニョ監督の公式インスタグラムによる最新の投稿を取り上げており、自身の事務所から荷物を運び込んでいる最中に記者やカメラマンに囲い込まれた様子を動画で公開。動画内でモウリーニョ監督は「私にプライバシーは皆無。友人のゲイリー(「スカイ・スポーツ」の記者)でさえ、私を妨害してくる始末さ。まぁ、これが私の人生なのさ」とボヤいていた。
記事では「解任発表直後のモウリーニョは、ユーモアのセンス、あるいは大衆ウケは失っていないことを証明した。スカイ・スポーツ、英メディア、カメラマンが“スペシャル・ワン”の周りに群がったが、それを過敏に気にしているという様子ではなかった。陽気なユーモアはマスコミの注目を集めた。まるで、自分に脚光が当たるのを楽しんでいるかのようだ」と説明。近年は指揮官として思うような結果を残せていないが、パフォーマーとしてはまだまだ健在のようだ。