さらなる投資を進める覚悟のオランダ人指揮官

「（獲得は）可能だ。私はファルカオの時にも言っていたことだ。ロナウドのような選手はチームにエクストラな力をもたらしてくれる。レアルが放出してくれるとは考えづらいが……」と指揮官は話し、モナコから期限付きで獲得したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオの例も挙げながら、ロナウドの必要性を語った。

　ロナウドとレアルのフロレンティーノ・ペレス会長の間には亀裂が生まれているというのは定説だ。2013年の契約延長交渉時や、今回の移籍市場でのディマリア移籍とシャビ・アロンソのバイエルン移籍に関しても、ロナウドは不満を公言している。

　勝利のためには投資を惜しむつもりのないファン・ハール監督の作り上げるチームは地元メディアから指揮官の名前のスペル「Van・Gaal」から、かつてレアルが称された銀河系軍団（Galacticos）にちなみ、「Gaalacticos」と称されるようになった。

　浪費をイメージさせる皮肉も多少込められているが、ファン・ハール監督は元祖・銀河系軍団からすでにディマリアを獲得。そして、今度はロナウド獲得を虎視眈々と狙っている。マンUの舵を取るオランダ人指揮官は出費を惜しむつもりはなさそうだ。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

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