フットサル湘南、規律違反2選手の処分見直しを発表 「十分な事情聴取が行われず…」

2試合の出場停止処分の浦上浩生と5試合の出場停止処分となった内村俊太【写真:勝又寛晃】
2試合の出場停止処分の浦上浩生と5試合の出場停止処分となった内村俊太【写真:勝又寛晃】

内村俊太は1年の謹慎から5試合出場停止、浦上は2カ月謹慎から2試合出場停止へ見直し

 フットサルの湘南ベルマーレは19日、クラブ公式サイトで「弊クラブ所属選手2名への処分の見直しについて」と題したリリースを発表。2カ月の謹慎処分となっていたFP浦上浩生は公式戦2試合の出場停止、1年間の謹慎処分となっていた日本代表FP内村俊太は公式戦5試合の出場停止に見直しされた。

 この処分は、5月11日に開幕するFリーグオーシャンカップ2021から適用となるため、2回戦から登場する湘南は最大4試合を消化することになる。最短で、浦上はこの大会の準決勝から、内村はFリーグ・ディビジョン1の第2節からの出場となる予定だ。

 湘南は3月27日、クラブに所属する6選手について「規律に反する行為があり、それに対する処分を下記の通り行うこととなりましたのでお知らせいたします」と声明を発表。内村、浦上に謹慎処分、キャプテンのGK上原拓也、FP高橋広大、U-20フットサル日本代表候補FP籔内涼也、FP山﨑歩夢の4選手に厳重注意とした。

 この時点では、細かい処分理由について明らかになっていなかったが、この翌日にクラブの代表である古川剛士氏が経緯とより具体的な説明。そこでは、「緊急事態宣言下で世の中の皆様が不自由な生活をしている中、処分を発表した弊クラブ所属選手6名による深夜に及ぶ集団での飲酒を伴う会食が行われていたことが発覚し、また、さらに人を集めようとする行為があったことも判明いたしました。本人たちへ事情聴取を行い、クラブの規律に反する行為だと認められたため、当該選手6名へ厳重注意という処分となりました。(※なお、未成年者の飲酒行為はございません。)」と、発表されている。

 謹慎処分となった2選手に関して、2カ月謹慎の浦上については、「副キャプテンという立場であり、クラブ在籍年数や年齢的にもクラブを引っ張っていく立場でありながら、今回の事態を先導し、将来ある若い選手を巻き込んでしまったこと、そして過去にも規律違反行為があったことを含め、謹慎2ヶ月という処分を科すこととなりました」と説明した。

 そして、最も重い1年間の謹慎処分となった内村については、「過去に、クラブに関わる皆様はもちろん、Fリーグ、日本フットサル界、日本フットボール界にご迷惑をおかけする事件を起し、そこから数年をかけて彼の更生、教育に努めて参りましたが、このクラブを代表する選手でありながら、今回の事態を先導したこと、そして手本にならなければいけない立場でありながら若い選手を巻き込んでしまったこと、この事態を重く受け止め、クラブ役員で議論した結果、1年間の謹慎処分を科すこととなりました」と、処分理由を発表していた。

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