1977年度「日本人ベスト11」 柳沢敦&中澤佑二が攻守の軸、2ボランチは歴代屈指

Football ZONE web選定「1997年度生まれ日本人ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】
Football ZONE web選定「1997年度生まれ日本人ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】

明神&戸田のコンビは盤石、オシム監督に見出されたリベロも選出

 2ボランチは、このチーム最大の強みと言えるかもしれない。1人目は柏レイソルの下部組織で育ち、トップチームでも活躍。2006年に移籍したG大阪でも中心選手となり、チームを強豪へ変貌させていった1人となったMF明神智和だ。日本代表のフィリップ・トルシエ監督から絶大な信頼を寄せられたことでも知られている。もう1人は清水や広島で活躍し、プレミアリーグのトッテナムでもプレーしたMF戸田和幸。清水ではDFも務めていたが、その後ボランチへコンバート。ハードマークが売りで、2002年の日韓W杯では赤いモヒカン姿も話題となった。

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 3バックの一角は、日本サッカー史に残る名センターバックとなったDF中澤佑二で決まりだ。1978年の早生まれである中澤は高校時代までは無名の選手だったが、卒業後にブラジルへサッカー留学し、帰国後にヴェルディ川崎に練習生として加入。そこからプロ契約をつかみ取り、二度のW杯出場、国際Aマッチ出場110試合という輝かしい実績を残す選手となった。これはセンターバックではDF井原正巳に続く2位の記録であり、国際Aマッチ17得点はDFとして歴代最多となっている。

 1977年度生まれのDFで日本代表経験者は中澤のみで、3バックの中央にはジェフユナイテッド千葉時代に、イビチャ・オシム監督によってセンターバックにコンバートされたMF中島浩司を配置。もう1人は先日、横浜FCの新監督に就任したクラブを代表するレジェンドのDF早川知伸とした。

 GKには、J1での豊富な実績がある選手がほとんどいない。1999年から当時JFLだった水戸ホーリーホックに在籍し、現在もJリーグの舞台でキャリアを続けているGK本間幸司に敬意を表し、正GKに選出したい。もう1人は、現在は地域リーグの栃木シティで選手兼GKコーチとしてプレーを続けているGKシュナイダー潤之介と、J1通算37試合に出場しているGK小針清允で迷うところ。ここは仙台時代にポジションを勝ち取っているシュナイダーを選出したい。

 なお、この年代にはFWやサイドの選手に有力な選手が多く、4-4-2で組んだセカンドチームには、所属したJクラブでレジェンドとなった選手たちの名前が並んでいる。誰を選ぶかは、選者によって意見が割れそうなので、ぜひリストを見て自分のイレブンを組んでほしい。

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