「消える動きがえぐい」 鳥栖FW、名古屋の“鉄壁”崩す極上ヘディング弾にファン喝采
鳥栖FW林大地、名古屋の無失点記録を「823分」で止めるヘディング弾を叩き込む
J1リーグのサガン鳥栖は18日、第10節の名古屋グランパス戦に臨み2-1で勝利した。前半6分に生まれたU-24日本代表FW林大地のゴールは、Jリーグ記録を更新していた名古屋の無失点記録を「823分」でストップする一撃となったが、ここしかないというピンポイントで合わせたゴールを称える声が上がっている。
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若手が躍動し今季開幕から白星を重ねていた鳥栖だが、直近5試合では1勝1分3敗とやや勢いを落としたなかで、開幕10戦無敗(8勝2分)、9試合連続無失点を続ける名古屋とのアウェーゲームに臨んだ。鉄壁を誇る名古屋守備陣の前に苦戦が予想されたなか、開始6分で鳥栖の23歳FWがゴールネットを揺らす。
敵陣左サイドのスローインから、MF小屋松知哉がタッチライン際でDF大畑歩夢に渡してスルーパス。相手の背後を取ったMF酒井宣福がゴールライン際で倒れ込みながらダイレクトで鋭いクロスを供給すると、ニアサイドで林が相手DF丸山祐市の前に入ってヘディングで合わせ、ボールはファーポストに当たりながらネットに吸い込まれた。
名古屋の鉄壁の守備に穴を開けた左サイドの崩しはもちろん、中央での駆け引きからニアのスペースに飛び込んだ林のオフ・ザ・ボールの動き、そして正確にファーサイドにシュートを流し込むヘディング技術ともハイレベルだった。Jリーグ公式ツイッターがゴール映像を投稿すると、ファンからは「ヘディング極上すぎ」「オフの位置からの戻りかたが秀逸」「美しい!!」「クロスもヘディングもピンポイント」「コースも完璧」「林の消える動きがえぐい」などの賛辞が寄せられていた。
これで今季リーグ戦11試合4得点とした林。3月のU-24アルゼンチン代表戦でも卓越した動き出しからゴールを決めており、東京五輪に向けて注目のストライカーの1人となっている。