本田の失速とともに香川が5得点2アシスト

　だが好調だったミランと本田は、3月に入ると息切れが目立つようになっていく。リーグ5戦未勝利と失速してシニシャ・ミハイロビッチ監督が解任されると、本田は新たに就任したクリスティアン・ブロッキ監督の下でレギュラーポジションを失った。

　すると、今度は香川が調子を上げ始めた。特に、4月に入ると2日のブレーメン戦で途中出場からゴールを決めると、その後はスタメンを奪回。直近7試合で5得点2アシストと完全復活を遂げている。

　ミッドウィークも含めて、本田と香川に同じタイミングでリーグ戦の試合があったのは、ここまで30回あった。しかし、揃って「活躍」の基準を満たしたのはわずか2回しかない。確率にすれば、わずか6.7％というあまりにも低い数字となった。ともに日本を代表するタレントであり、所属クラブもセリエAとブンデスリーガにおいて戦力的に強豪の地位にありながら、活躍する時期は不思議とシンクロしない。

　今季残されたチャンスは残り2回。日本代表の二大エースに君臨する本田と香川が、イタリアとドイツで同時に輝きを放つ姿に期待したい。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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