長谷川アーリアジャスール、旧知の同世代から見た乾貴士&香川真司の“素顔”は?
【インタビューVol.3】同期の乾は「あれだけ努力していたらトップレベルに行ける」
J2のFC町田ゼルビアに所属するMF長谷川アーリアジャスールは、Jリーグで通算277試合(J1計251試合、J2計26試合)に出場し、2012年に日本代表選出、15-16シーズンにスペイン2部サラゴサでプレーした経験も持つ。数々の名選手と共闘してきたなかで、MF乾貴士(エイバル)とMF香川真司(PAOK)とは特に縁がある。長谷川に日本代表の「10番」を背負った2人の男の“素顔”について訊いた。
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横浜F・マリノスのユースから2007年にトップチームに昇格した長谷川は、“セクシーフットボール”で一世を風靡した野洲高からプロ入りした乾とチームメートになる。共闘期間はおよそ1年半だったが、のちに2015-16シーズンに同じスペイン(乾は1部エイバル、長谷川は2部サラゴサ)でプレーするなど、1988年生まれの同期以上の絆を築いてきた。
乾と言えば、かつて日本人選手がなかなか結果を残せず、“鬼門”とまで言われたスペイン1部のリーガ・エスパニョーラで6シーズン目を戦っており、通算163試合出場はアジア国籍で歴代1位。通算16得点も日本人選手最多と、世界最高峰の舞台でスーパースターたちと渡り合っている。若き日の乾を知る長谷川からすれば、今の活躍も頷ける裏付けがあるという。
「乾は(横浜FMの)入団会見の時に、『(将来は)スペインに行きます』と言っていましたからね。ドリブルのタイミング、トラップ、相手の裏を突く発想力は当時から群を抜いていました。全体練習が終わっても、1人で残ってずっとボールを蹴っていたので、自分で考えながら、あれだけ努力していたら、トップレベルに行けるんだなと。しかも、移籍を実現させるだけでなく、試合に出て活躍して、(32歳になった)今でもプレーしているのが凄い。自分もスペインに行って苦しい思いをしたので、スペイン1部で戦って結果を出すのがどれだけ大変か、よく分かります」