フォエ氏の悲劇再び… カメルーン代表MFがルーマニア1部の試合中にピッチ上で昏倒し、急死

元浦和監督の見出したディナモ・ブカレストMFエケング

 ルーマニア1部ディナモ・ブカレストに所属するカメルーン代表MFパトリック・エケングが6日に行われたビートルル戦の後半25分、突然意識を失って倒れこみ病院へ搬送された。病院に緊急搬送されたが、2時間後にこの世を去った。カメルーンサッカー協会はこの悲報をツイッターで発表している。

 エケングは1990年生まれの26歳。ルマン(フランス)、コルドバ(スペイン)、ローザンヌ(スイス)と欧州のクラブを転々としていた。2015年に元浦和レッズのフォルカー・フィンケ監督(当時)の下でカメルーン代表にデビューし、アフリカネーションズカップのメンバーに選出されるなど2試合に出場していた。

 ビートルル戦でエケングは後半から途中出場。センターサークル内で突然昏倒し、選手やメディカルスタッフの呼びかけにも応えず、そのまま病院へ搬送されていた。この試合はルーマニア国内でテレビ中継されており、多くのサッカーファンがこの悲劇を目撃していたという。

 カメルーン代表といえば、03年にMFマルク=ヴィヴィアン・フォエ氏が03年のコンフェデレーションズカップ準決勝コロンビア戦の後半に心臓発作で倒れ、28歳で亡くなるという事故に見舞われていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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