バイエルン監督、今季限りで退任の意向 ドイツ代表監督の“噂”についても言及「将来は…」
フリック監督がPSGに敗戦後、クラブに辞意を伝えていたと明かした
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンのハンジ・フリック監督が、辞意をクラブに伝えた。衛星放送局「スカイ・スポーツ」など欧州メディアが一斉に報じている。
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バイエルンは現地時間17日のウォルフスブルク戦に3-2で勝利した。しかし、その試合後に中継局のインタビューと記者会見において、フリック監督はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れた後、すでに辞意をクラブに伝えていたことを明かした。
「チームには今日、クラブにはPSG戦が終わった後の今週中に今季限りで契約を終わりたいと伝えた。チームには試合後に伝えたかった。私がクラブに伝えたことの重要性を理解しているつもりだからだ。また、チームに私自身から伝えるのも重要だった。すでに1つ2つの噂も(報道で)出ていた。だが、この2年間の私たちの仕事は非常にうまくいった。このチームと共にいられたこと、また、このようなクラブで監督ができたことについて、バイエルンに感謝したい」
フリック監督は2019年11月に、当時のニコ・コバチ監督が解任された後を受けてチームに就任。初年度にCL決勝でPSGを破って欧州王者に輝いていた。
また、フリック監督は2006年から14年まで、ドイツ代表でヨアキム・レーブ監督のアシスタントコーチを務めていた。レーブ監督は6月開幕の欧州選手権(EURO)終了後の退任がすでに決まっているため、その後任にフリック監督が就くのではないかという報道もある。
それについてフリック監督は「将来は不透明なままであり、オリバー・ビアホフ(代表チームのマネージャー)からの接触はない。ここ(バイエルン)で重要な時期にあったからだ。もちろん代表チームはすべての監督にとってオプションであるべき場所だが、ここ数週間は難しい時期だったので、すべてをスッキリさせることが先決だ」と、話している。
フリック監督の退任はほぼ決まったといえる状況になった。バイエルンとドイツ代表監督の後任人事は、今後に大きな注目を集めることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)