C・ロナウド「“プスカシュ賞級”ゴールTOP5」英選出 CLの“伝説弾”らセレクト
プスカシュ賞の「40m無回転弾」から12年目を記念し歴代の超絶弾に再脚光
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、これまでのキャリアで数え切れないほどのゴールを記録してきたが、FIFAが選ぶ年間ベストゴール「FIFAプスカシュ賞」を受賞したのは2009年の一度のみ。同年4月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦のポルト対マンチェスター・ユナイテッド戦で生まれた「40m無回転弾」だ。このスーパーゴールから12年目を記念して、英紙「デイリー・スター」は“プスカシュ賞レベル”だったロナウドのゴールを5つ紹介している。
1つ目は、2017-18シーズンのCL準決勝第1戦ユベントス対レアル・マドリード(3-0)で決めたオーバーヘッド弾。1点リードで迎えた後半19分、右サイドからのクロスをアクロバティックなオーバーヘッドキックで合わせ、ゴールネットを揺らした。敵地ながらユベントスファンを含むスタジアム全体が立ち上がり、ロナウドに盛大な拍手を送るほどのスーパーゴールで、同記事も「なぜこのゴールがプスカシュ賞を受賞しなかったのか」と振り返っている。
2つ目は、2008-09シーズンのCL準決勝第2戦、アーセナル対ユナイテッド戦(3-1)で見せたカウンターアタックからのゴールだ。ロナウドと元韓国代表MFパク・チソンが中央でパスをつなぎ、左サイドの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーへ展開。あっという間に相手陣内に攻め込むと、最後はルーニーのラストパスを猛スピードでゴール前まで駆け上がってきたロナウドが押し込み、一気にフィニッシュまで持ち込んだ。
3つ目に選ばれたのは、プレミアリーグ得点王を獲得した07-08シーズンのポーツマス戦で決めた直接FK弾。ゴール正面やや右、約30メートルの距離からロナウドの代名詞とも言える無回転FKが炸裂。強烈な一撃はゴール右上隅に突き刺さり、相手GKは呆然と見送るしかなかった。記事では、「これまでにセットプレーでいくつもの素晴らしいゴールを決めているが、2008年ポーツマス戦でのFKが一番だと思う」と綴っている。
また、「ロナウドのスーパーゴールと言えば、CLやプレミアリーグで生まれたものが多いが、ラ・リーガでも最高のゴールをいくつか決めている」との書き出しから4つ目に紹介されたのは、レアル時代の2014年5月のバレンシア戦(2-2)で決めた、起死回生のボレーシュート。1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、スペイン代表DFダニエル・カルバハルが右サイドからクロスを供給。これは相手のクリアで左サイドに流れるが、ここで待っていたアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが再び中央へ折り返すと、ロナウドは右後ろ回し蹴りのようなアクロバティックな劇的同点ゴールを奪った。