アザール復帰は頭痛の種!? 好調下での不安要素を現地紙指摘「難しい決断を迫られる」
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同じ左サイドのヴィニシウスやアセンシオが好調で、アザールが食い込む隙はあるのか
右足負傷で長期離脱中のベルギー代表MFエデン・アザールの復帰が目前に迫っている。前線には好調の選手が揃っていることから、ジネディーヌ・ジダン監督にとっては“頭痛の種”になりそうだとスペイン紙「AS」が報じた。
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アザールは2019年夏にレアルに加入したが、度重なる怪我により満足にプレーすることができていない。今季はここまで公式戦14試合出場(3得点)にとどまっている。
しかし、15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のリバプール戦(0-0)を前にチームトレーニングに合流しており、実戦復帰も近いようだ。今シーズンを通して続いていた筋肉系の負傷からは解放されたと「AS」紙は伝えている。
しかし、アザールの復帰はジダン監督の頭を悩ませる問題にもなりそうだ。同じポジションにはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールやスペイン代表MFマルコ・アセンシオといったアザール不在の間に存在感の示した選手がいるからだ。
ヴィニシウスはここ最近のレアルに置いて最も調子のいい選手の1人で、同紙は直近12試合連続無敗(10勝2分)の「立役者」とした。アセンシオについても、「膝の手術での長期離脱から復帰して以来、最高のフットボールをしている」と評価は高い。終盤戦に向けて選手層に厚みが増えるのはチームにとって好材料にも思えるが、不安要素にもなりうると指摘している。
「アザールの復帰が目前に迫り、ジダンは難しい決断を迫られる。アザールは左ウイングでのプレーを好んでいるが、そこはヴィニシウスが力を発揮できる唯一のサイドで、このブラジル人が犠牲となるだろう。アザールが今季スタメン出場した8試合のうち、ベンゼマとアセンシオとの3トップが6回、ベンゼマとルーカス・バスケスの3トップが2回で、ヴィニシウスを含めた3トップは1回もなかった。アザールがいないマドリードは好調だっただけに、復帰はプラスというよりもむしろ不安要素になるかもしれない」
CLとリーガの二冠を狙うレアルだが、このタイミングでのアザールの復帰はどのような影響を及ぼすのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)