1976年度「日本人ベスト11」 中田英寿、松田直樹、久保竜彦…強烈な個性が輝いた世代

Football ZONE web選定「1976年度生まれ日本人ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】
Football ZONE web選定「1976年度生まれ日本人ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】

3バックの軸は日韓W杯で共闘した宮本恒靖と松田直樹の“早生まれ”コンビ

 3バックの候補には5人の日本代表経験者がいる。まずは3バックの中央として、2002年日韓W杯でのフェイスガード姿が話題となったDF宮本恒靖を置きたい。ジーコジャパン時代には不動のキャプテンを務めるなど、国際Aマッチ通算71試合に出場したリーダーシップはチームに不可欠だろう。

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 そして宮本の右には、同じ“1977年早生まれ組”で日韓W杯でも共闘したDF松田直樹を置く。中田とともに飛び級で年代別代表に選出されてきた世代を象徴する選手の1人。日本人離れしたスケールの大きなセンターバックで、闘志あふれるプレーで多くのファンに愛された。

 残り一つの3バックの枠には、ジェフユナイテッド千葉や磐田で活躍したDF茶野隆行を起用したい。市立船橋高校で高校サッカー選手権を制し、同学年のFW森崎嘉之、DF鈴木和裕とともに市原(当時)に加入した。代表デビューは28歳と遅咲きだったが、計7試合に出場。そして守護神には、1学年上のGK川口能活と長らく日本代表のポジションを争った楢﨑以外の選択肢はないだろう。

 多くの実力者がひしめく世代だけに、セカンドチームにも魅力的なメンバーが並ぶ。FW安永聡太郎とFW久保山由清、FW吉田孝行の前線はJリーグでの実績が豊富で、トップ下には“天才”と呼ばれたMF財前宣之。負傷に苦しみ、A代表に到達することはできなかったが、1993年U-17世界選手権(現U-17W杯)では大会ベストイレブンに選出されるほどの突出した才能の持ち主だった。日本代表キャップを持つDF箕輪義信、DF米山篤志らを含めて、攻守に“当たり年”と言える世代だろう。

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