1976年度「日本人ベスト11」 中田英寿、松田直樹、久保竜彦…強烈な個性が輝いた世代

タレント揃いの1976年度生まれの選手たち【写真:Getty Images】
タレント揃いの1976年度生まれの選手たち【写真:Getty Images】

【日本人選手・年代別ベストイレブン|1976年度生まれ編】超強力な3トップを“司令塔”中田英寿がコントロール

 日本代表やJリーグに数多くのタレントを輩出した輝かしい世代はいつなのか。ここでは日本の“学年”の区切りに合わせた年度別の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1976年度(76年4月2日~77年4月1日)生まれを見ていく。

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 1976年度生まれの日本人Jリーガーは計76名で、日本代表に選出された選手は12名もいる。しかもワールドカップ(W杯)出場選手は7名、国際Aマッチを50試合以上戦った選手が5名という当たり年だ。FWから最終ラインまで、実にタレント揃いの年代となっている。

 3トップには、2002年の日韓W杯に出場したFW鈴木隆行とFW西澤明訓、そしてW杯出場こそ実現しなかったが、その能力は日本人屈指だった“ドラゴン”FW久保竜彦の3選手を起用する。泥臭く、献身的なプレーでプレッシングも怠らない鈴木に対し、久保と西澤は持ち前の身体能力を生かして、驚くようなゴールを決めてくれる存在だ。鈴木は日本代表55試合で11ゴール、久保は32試合11ゴール、西澤は29試合10ゴールと、全員が国際Aマッチで二桁得点を記録している。

 トップ下には、日本人選手の欧州への扉を開いたパイオニアであるMF中田英寿。GKの楢﨑正剛とともに、この年代で最多タイの77キャップを誇る。中田は飛び級で各年代別の日本代表を戦っており、五輪は1996年のアトランタ大会と2000年のシドニー大会、W杯には1998年フランス退会、2002年日韓大会、06年ドイツ大会に出場した。ジーコ監督の下ではボランチとしてプレーしたが、このチームではトップ下に置き、強力な3トップを操りながら自らも相手ゴールに迫ってもらいたい。

 3-4-3の中盤右サイドには高校時代から人気を博し、高精度クロスを武器にFC東京やV・ファーレン長崎で活躍したMF佐藤由紀彦を置く。左には攻守のバランスを考え、日本代表では右サイドを本職としながらも、大宮アルディージャや復帰後の横浜F・マリノスで左サイドバックを務めていたDF波戸康広を回した。そして中盤の底には、ブラジル代表MFドゥンガにボランチのイロハを叩き込まれ、ジュビロ磐田の黄金期を支えたMF福西崇史を配置する。日本代表でも64試合に出場しており、中田らとのコンビネーションも万全だ。

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