フォーデンはCLドルトムント戦で勝ち越しゴールをマーク

　マンチェスター・シティは現地時間14日、敵地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝第2戦でドルトムントに2-1で勝利。2戦合計スコア4-2でベスト4進出を決めた。シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンは第1戦、第2戦でそれぞれ1ゴールを挙げる活躍。ファンからは対戦相手だったノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを引き合いに称賛の声が上がっている。英公共放送「BBC」が伝えた。

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　ホームでの第1戦で2-1と先勝していたシティ。第2戦では前半15分にドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムに先制ゴールを許したが、後半10分にアルジェリア代表MFリヤド・マフレズのPKで同点に追いついた。そして同30分、ショートコーナーからペナルティーエリア右隅付近でパスを受けたフォーデンが左足を一閃すると、相手GKも防げないギリギリのコースをついたシュートがゴールマウスに収まった。

　第1戦でも後半45分の土壇場で勝ち越し点を挙げ、チームを勝利に導いたフォーデン。弱冠20歳だが、“ストックポートのイニエスタ”の愛称でも知られ、ジョゼップ・グアルディオラ監督もその才能に一目置いている存在だ。

　英紙「デイリー・メール」によると、元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏は第2戦後に英衛星放送「BTスポーツ」で、「まだ20歳だが、彼は恐れ知らず。今季の彼は素晴らしい」とフォーデンを称賛。元イングランド代表MFオーウェン・ハーグリーブス氏も「（イングランド代表に）彼がいてくれて我々は恵まれている」と賛辞を惜しまなかった。

　また、「BBC」はファンからのコメントを紹介。「フォーデンは21歳までに完全なサッカー選手になる。イニエスタの後継者だ」のほか、「ハーランドに1億5000万ポンド（約225億円）の価値があるなら、フィル・フォーデンはいくらだろう？　間違いなく2倍はいくだろうね」など、フォーデンと同い年でヨーロッパの数々のビッグクラブから引く手あまたとなっているハーランドと比較されるものもあった。

　ハーランドも世界中から関心を集めている選手だが、今回スポットライトを浴びたのはシティを2015-16シーズン以来となるCLベスト4に導いたフォーデンだったようだ。