ムバッペ、“疑惑のオフサイド判定”画像に海外注目 「明らかにDFが残っている」
前半31分、ディ・マリアのスルーパスに抜け出しオフサイド判定を受けたが…
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間13日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でバイエルン・ミュンヘンと対戦。ホームで0-1と敗れたが、2戦合計スコア3-3とし、アウェーゴールの差でベスト4に駒を進めた。結果的に勝ち上がって事なきを得たが、海外メディアはフランス代表FWキリアン・ムバッペが決定的なチャンスを迎えた場面が、“疑惑のオフサイド”で妨げられたと注目している。
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敵地での第1戦をムバッペの2発など3-2で制したPSGは、ホームで前半40分に先制される苦しい展開。ボール支配率46%:54%、シュート本数10:15と前回王者バイエルンに劣勢を強いられたが、なんとか1失点のみに抑え、2戦合計スコア3-3、アウェーゴールの差で準決勝に駒を進めた。
1トップでフル出場したムバッペはシュート1本のみに終わったなか、前半31分のシーンに注目が集まっている。PSGはドリブルで右サイドを駆け上がったアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが前線へスルーパス。ムバッペが絶妙なタイミングで抜け出したが、副審はオフサイドと判定。ムバッペの抗議も実らず、その9分後に失点を喫することになった。
オフサイドと判定されたシーンでは、バイエルンのフランス代表DFベンジャマン・パバールが残っており、ムバッペはオンサイドに見えたが、判定は覆らなかった。データ分析会社「オプタ」によると、ムバッペはこの試合で計6回のオフサイドを取られ、これは今大会で最多だという。
英メディア「スポーツ・バイブル」は、「物議を醸すオフサイド」と見出しを打ち、「リプレーでは、明らかにバイエルンのディフェンダーが残っている。ラインズマンがオフサイドの旗を挙げたことで、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を通じてオンサイドと判断された可能性のあるゴールは消えた」とレポート。英紙「デイリー・スター」も「ラインズマンはバイエルンのゴールの数分前、キリアン・ムバッペのプレーで明らかなミスを犯す。フランスのスターレットはアンヘル・ディ・マリアのボールに完璧なタイミングで抜け出したが、ラインズマンの(オフサイドの)旗で迎えられた」と伝えた。
結果的にPSGがベスト4進出を果たしたことで事なきを得たが、勝負を分けた可能性のある“誤審疑惑”はさらなる波紋を呼んでいたかもしれない。