「ノエスタの14秒」 清水が“ベルギー代表級”高速カウンター弾、多彩アングル映像に賛辞
神戸戦で見事なカウンターからエウシーニョが先制点、複数のカメラ映像をJリーグ公式が投稿
清水エスパルスは11日、J1リーグ第9節でヴィッセル神戸と対戦し、敵地で1-1と引き分けた。3試合ぶりの勝利を逃した清水は、後半29分に見事な高速カウンターから先制ゴールを奪い話題を呼んでいるが、Jリーグ公式YouTubeチャンネルは様々なアングルから捉えた映像を1本の動画に編集し、公開している。
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第7節で徳島ヴォルティスに0-3、第8節で浦和レッズに0-2と連敗中の清水は、敵地ノエビアスタジアム神戸に乗り込み4連勝を狙う神戸との一戦に臨んだ。試合は一進一退の攻防が続くなか、後半29分に清水が見事なカウンターアタックから先制ゴールを奪う。
相手の右CKを、日本代表GK権田修一が前に出てキャッチ。出しどころを探すなか、自陣ペナルティーエリア内から中央を駆け上がるMF中山克広にボールを預ける。中山は相手の帰陣が遅れているのを見逃さず、一気に50メートル以上をドリブルで持ち上がり、左サイドをフリーで並走していたFWチアゴ・サンタナにパスを送った。ブラジル人FWはトラップ後、すぐに左足を振り抜きファーサイドへクロスを供給。相手GKが前に出られない絶妙なカーブを描くと、DFエウシーニョがフリーで飛び込み、右足ボレーで合わせてネットを揺らした。
この迫力あるカウンターアタックを、Jリーグ公式YouTubeチャンネルは「エウシーニョの見事なカウンターからのゴールを様々なカメラアングルでどうぞ。」と題して、7分20秒にわたるスペシャル動画を編集。ピッチを俯瞰する複数のカメラをはじめ、ゴール裏からの映像、ピッチレベルで選手をアップで追うもの、ゴール直後にも表情を変えないミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の姿など、通常の中継では見られない臨場感あふれる動画となっている。
コメント欄ではファンから「何度見ても見事なカウンターアタック」「サンタナのクロスがうますぎて」「高速ドリブルに高精度クロスのカウンター気持ちいい」「何度見ても飽きない」といった声のほか、2018年ロシア・ワールドカップのラウンド16で、日本代表がベルギー代表に後半アディショナルタイムのラストプレーで高速カウンターから決勝点を奪われた“ロストフの14秒”に引っかけて、「ノエスタの14秒」という声も寄せられた。
試合はその後、後半43分に神戸FW古橋亨梧に同点ゴールを叩き込まれ1-1で終了。だが清水が見せた、複数人が連動した高速カウンターは大きな反響を呼んでいる。