「世界最高のチームに対して醜いサッカー」 CL決勝進出アトレチコにバイエルンMFが恨み節
シメオネ監督のカウンタースタイルにビダルが負け惜しみ
バイエルン・ミュンヘンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でアトレチコ・マドリードにアウェーゴールの差で敗れ、大会から姿を消すこととなった。ドイツ王者でプレーするチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルは試合後、スペイン地元ラジオ局「COPE」の番組「El Partido de las 12」に出演。アトレチコについて「世界最高のチームに対して醜いフットボールをした」と、恨み節全開で批判した。
敵地での第1戦を0-1で落としていたバイエルンは、本拠地アリアンツ・アレーナでの一戦で元スペイン代表MFシャビ・アロンソとポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキの得点で2-1と勝利。2戦合計2-2となったが、アウェーゴールが両者の命運を分けた。フル出場でレバンドフスキの得点をアシストするなど奮闘したビダルは、敗戦には納得がいかず、負け惜しみをぶちまけた。
「今日は“あるチーム”が“世界最高のチーム”に対して醜いフットボールをした。我々がより良いチームだった。試合を支配したが、チャンスをモノにできなかったんだ。彼らがボールを見ていたのは、ゴールを決めた時だけだ」
アトレチコの戦いぶりに不満を示したビダル。「アトレチコは決勝進出に相応しいか?」と問われると、「それは絶対にない。間違いなくない」ときっぱり。さらに「彼らは僕らの夢を見るだろうね。彼らはボールを持てなかった。世界最高のチームと対戦し、彼らはチャンスをモノにして決勝へ進んだ。フットボールの世界では、ベストなチームがいつも勝つわけではない。今日起きたことのようにね」と語るなど、CL敗戦に未練たらたらの様子だった。
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