浦和GK西川、日本代表復帰で手応え Jリーグで好守連発「すごく得るものがあった」

浦和レッズで活躍するGK西川周作【写真:Getty Images】
浦和レッズで活躍するGK西川周作【写真:Getty Images】

3月の2連戦で代表復帰、試合出場なしも「手応えはすごくあった」

 浦和レッズの日本代表GK西川周作は、11日の徳島ヴォルティス戦で3本のファインセーブを見せてチームを1-0の勝利に導いた。3連勝を飾ったチームでパフォーマンスを高めている守護神にとって、約3年ぶりの日本代表復帰が大きなモチベーションになったという。

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 西川は2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)を目指す日本代表で長らくプレーし、アジア最終予選でも全10試合中5試合でゴールを守った。しかし、本大会直前にバヒド・ハリルホジッチ監督から西野朗監督への交代が起こるなかで、最終メンバーから落選。それ以来、22年カタールW杯を目標にすると話していた。

 しかし、その思いとは裏腹に、サンフレッチェ広島時代に指導を受けた森保一監督が就任しても、日本代表へ招集されるチャンスがなかった。浦和も低迷期が続き、失点もかさんで西川の評価も厳しいものになっていく。しかし、リカルド・ロドリゲス監督が就任した今季、開幕から結果が出ずともプレー内容が向上していたなかで、3月に久々の代表チーム復帰となった。

 国際親善試合の韓国戦(3-0)、W杯アジア2次予選のモンゴル戦(14-0)ではいずれも出番がなかったが、日本代表に強い思い入れを持つ西川にとってモチベーションを高める時間になったという。

「(代表復帰は)僕自身かなり大きなもので、3年ちょっと離れていたことで、行ってすごく得るものがあった。試合には出ていないですけど手応えというのはすごくあって、目指し続けなければいけない。選ばれて満足ではなくて、日本のためにプレーするということをまた目標にしながら、とにかくチームで結果を残し続けるということが森保監督へのアピールにもなる。自分はベストなプレーを毎試合やっていきたい」

 そしてチームに戻った後に鹿島アントラーズ戦(2-1)、清水エスパルス戦(2-0)と2連勝して迎えたこの徳島戦では、前半11分にMF渡井理己のミドルシュートを鋭い反応でセーブ。さらに同35分にはゴール前に飛び込んできたMF宮代大聖との1対1を防ぎ、同39分にはペナルティーエリア内から放たれたMF藤原志龍のシュートを横っ飛びで弾き出した。この3本のファインセーブは、後半に決勝点を奪って勝利するチームを大きく助けた。

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