酔っ払い練習で”クビ寸前” レスター岡崎の相棒を発奮させた副会長の言葉とは

「このままだと君との契約を破棄する」と加入直後のヴァーディを叱責

 今季プレミアリーグ初優勝を果たしたレスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ副会長が、ノンリーグからプレミア優勝チームのエースにまで成長したイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディについて、「毎日酒を飲んで、酔っ払ったまま練習に来ていた」という秘話を明かしている。英地元紙「サン」が報じた。

 今季のヴァーディはプレミア新記録の11試合連続ゴールを含む、22得点を記録して大ブレーク。イングランド代表にも定着し、6月の欧州選手権での活躍も期待されている。しかし、2012年に5部相当のフリートウッド・タウンFCから当時2部のレスターへ移籍金100万ポンド(約1億6000万円)で移籍した当初は、そこで満足して並の選手で終わる可能性があったという。副会長は、その当時のヴァーディをこう振り返る。

「彼(ヴァーディ)は最下層からチャンピオンシップにたどり着いた。その結果、毎日酒を飲むようになってしまったんだ。人から聞くまで、私はそのことを知らなかった。彼は酔っ払ったまま練習に来ていたんだ」

 このままでは、それ以上の選手にはなれないと踏んだアイヤワット氏は、ヴァーディと面談して叱責した。だらしない生活態度を改め、トップ選手へと成長を遂げた陰には副会長の存在があった。「私は彼に『君はキャリアをこんなふうで終わらせたいのか? それとも君はここに残りたいのか? このままだと私たちは君との契約を破棄して、放出することになる。この先のキャリアの道が全く予測出来ない』と言ったんだ」という。

 

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