メッシの“バルサ退団説”が再燃 クラシコ敗戦で現地指摘「将来の疑念を深めた」
「エル・クラシコ」敗戦が、メッシの去就に影響と「マルカ」紙が問題提起
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは昨夏にバルセロナからの退団が取り沙汰されていた。先日のエル・クラシコでの敗戦により、再びバルサでの将来に疑念が湧いてきたとスペイン紙「マルカ」が報じた。
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昨年、メッシはジョゼップ・マリア・バルトメウ元会長らとの対立により、カンテラ(下部組織)から育ったバルセロナに退団希望を伝えた。最終的には残留の運びとなったが、今夏で満了となる契約の更新はいまだなされず、今後の動向が注目されている。
バルセロナはメッシの盟友FWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)の獲得などを材料にメッシの慰留に動くとも報道されている。しかし、コンペティションでの競争力低下が見て取れる現状ではメッシを引き止めるのも難しくなっているのかもしれない。
「マルカ」紙は「クラシコでの失態がメッシの将来の疑念をさらに深めることになった」と報道。バルセロナは現地時間10日に行われたレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」を1-2で落とし、リーグ3位に転落した。首位アトレティコ・マドリード、2位レアルとの勝ち点差はまだ小さいとはいえ、リーグ制覇が厳しい状況になったことがメッシの去就に影響を及ぼすとのではと問題提起されているのだ。
今季のバルセロナはUEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンに打ち負かされ、ベスト16で敗退。コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)では決勝に進出しているものの、同紙は「2年ぶりに(コパ・デル・レイの)メダルを獲得できるチャンスはあるが、キャプテンは野心家だ」とメッシがメジャータイトル獲得を求めていることを指摘。メッシ自身がクラブに残る価値があると納得できる状況でなければ、移籍の可能性も十分に残っているようだ。