浦和、2季ぶりのリーグ戦3連勝! 関根が決勝弾、ロドリゲス監督の“古巣”徳島に1-0勝利
4-1-4-1システムを継続、後半15分にセットプレーから先制に成功
浦和レッズは11日、J1リーグ第9節でリカルド・ロドリゲス監督の古巣対決となる徳島ヴォルティス戦に臨み1-0で勝利し、2019年4月以来のリーグ戦3連勝を飾った。
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浦和は鹿島アントラーズ戦、清水エスパルス戦と2連勝したゲームで採用した4-1-4-1システムを継続。アンカーがMF柴戸海からMF伊藤敦樹に代わった以外は10人が3試合連続スタメンになった。徳島は今季から浦和を率いるロドリゲス監督が昨季まで4年間率いて7年ぶりのJ1に導いたチームだけに、思い入れの強いゲームになった。
立ち上がりから徳島のプレスに浦和が苦しむなか、前半7分にアクシデントが発生する。相手との接触でMF武田英寿が左足を痛め、FW杉本健勇との交代を余儀なくされた。これにより、浦和はここ2試合で見せてきたFW武藤雄樹がゼロトップ気味にプレーする形とは違う試合になった。
そうしたなかで、全体的に徳島がボールを握って試合を支配した。互いにゴール前まで入れない時間帯が続いたなか、同35分に徳島はゴール前でMF宮代大聖がGKと1対1になるチャンスを迎えるも、GK西川周作がファインセーブ。さらに同39分にも西川は、ゴール前から放たれたMF藤原志龍の右足シュートをファインセーブした。
一方の浦和も同43分にDF西大伍のクロスを武藤がヘディングで狙ったシュートはクロスバーに当たり、同アディショナルタイムにセットプレーからのこぼれ球をMF明本考浩が狙ったシュートは、GK上福元直人がファインセーブ。互いに譲らず0-0で前半を終えた。
後半から徳島はFW河田篤秀とMF岩尾憲を同時投入したが、前半と比較すると浦和が攻撃に出る回数が増えた。そして同15分、左コーナーキックをMF小泉佳穂がショートコーナーで始めると、DF山中亮輔のクロスに中央でマークを外したMF関根貴大がヘディングシュートを決めて先制に成功した。
徳島はなかなか浦和の最終ラインを打ち破ることができず、逆に浦和が前線でボールをキープする時間も増えた。ロドリゲス監督は残り5分で柴戸を投入してダブルボランチに切り替え、そのまま守り切った。
浦和はオズワルド・オリヴェイラ監督が指揮していた2019年4月以来のリーグ戦3連勝で、4勝2分3敗とついに勝ち越し。ロドリゲス監督にとっての古巣対決を制した浦和が、ジワリと上位に近づいてきた。
(FOOTBALL ZONE編集部)