今野泰幸が衝撃を受けた2人 日本代表に足りない“ピース”は「怖さ」【森保JAPANを考える】
「後ろから見ていて気持ちが良かった」今野が衝撃を受けた2人は?
「一番相手にとって“怖さ”になるのは、前に前に、ゴールに向かうこと。なんとなく取られないようにプレーするだけじゃなくて、ドリブルで突っ込むならドリブルで突っ込んでいけばいい。やっぱり見ていて思うのは、前に向かってプレーする人は気持ちが良い。見ていて楽しい。中盤でもFWでも前に前にというサッカーが見たい」
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今季で21年目を迎え、国際Aマッチ93試合をこなした今野のキャリアの中で「気持ちが良かった」選手が2人いる。FW宇佐美貴史(ガンバ大阪)とMF香川真司(PAOK)だ。
「ガンバで一緒にやっていた、調子が良い時の宇佐美。とにかく前に前に、シュートもどこからでも、ミドルも打てる。ドリブルも推進力があって、力強いので、後ろから見ていて気持ちが良かった。代表では香川真司ですかね。21歳ぐらいの時に見た香川のドリブル、ターン。クルッと回って、前を向いてぬるぬる抜けていくドリブルは後ろから見ていて凄かった。止まらない、動き続けながらのドリブルはキレキレだった」
2013年にG大阪をJ1昇格に導き、2014年は三冠獲得に貢献した宇佐美。2010年南アフリカW杯のサポートメンバーに選出された香川の衝撃は、今でも忘れることができないという。今野は2人の推進力を、今の森保ジャパンにも求めている。今年の森保ジャパンでは“ワクワク”する“気持ちが良い”サッカーが見られるのか。打開力の向上に期待したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)
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