「今季途中からは優勝するべくしてした」 レスターOBの阿部が見たプレミア初制覇の偉業

2部時代に守護神シュマイケルらとプレー

 プレミアリーグを制して世界に驚きを与えたレスター・シティで、日本人として初めてプレーした浦和レッズのMF阿部勇樹が、古巣の偉業について「決してミラクルではない」と評価した。

 阿部は2010年6月から12年1月まで、当時チャンピオンシップ(英2部相当)に所属していたレスターでプレー。現在フィオレンティーナを率いるパウロ・ソウザ監督や、元イングランド代表のスベン=ゴラン・エリクソン監督という名将から絶大な信頼を受け、公式戦59試合に出場し、キングパワー・スタジアムのサポーターからも人気を誇った。

 あれから4年以上の月日が経ち、「一緒にプレーした選手は3人くらいしか残っていない」と語るように、現在もプレーしているのはGKカスパー・シュマイケル、MFアンディ・キングら古株のみ。「コーチ陣は結構残っているし、テレビに映って喜んでいる姿は当時と変わらなくて、見ていてうれしくなる」と、懐かしそうに話した。

 レスターがプレミアリーグに昇格したのは13-14シーズンで、わずか3シーズンでのプレミア制覇になった。ミラクルという言葉が並べられるなかで、阿部も「リーグが始まる前の時点で見ればそうだと思う」と認めるが、ゲームを見た上では違う印象だと話している。

「もちろん、他の強豪チームが良いスタートを切れなかったというのはあるでしょうけど、その中でも安定してブレずに戦って勝ち点を拾ってきたと思う。それは、決してミラクルではないんじゃないかと思う。途中からは、優勝するべくしてしたんじゃないかと思う」

 

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