冨安、プレミア移籍の可能性に英注目 最有力はエバートンか「納得のいく長期的投資」
エバートン加入の可能性が取り沙汰されている冨安 「興味深いことに…」
日本代表DF冨安健洋はセリエAのボローニャで主力として活躍しており、今後のステップアップにも期待が寄せられている。英メディアは今夏のエバートン移籍の可能性を取り上げており、「争奪戦の勝者は、納得のいく長期的投資となるはずだ」と伝えている。
2018年にアビスパ福岡からベルギー1部シント=トロイデンに移籍した冨安は、欧州初挑戦のなかで頭角を現すと、昨季にイタリア1部ボローニャへと加入した。主戦場のセンターバック(CB)だけでなく、両サイドバック(SB)でも遜色ないパフォーマンスを発揮しており、今季リーグ戦で26試合に出場。最終ラインに不可欠な主力として君臨している。
そのなかで、英メディア「HITC」は冨安のプレミアリーグ行きの可能性に注目。「“プレミアリーグの最適任者”と評される600万ポンド(約9億円)の男の獲得に向け、ニューカッスルとの争奪戦に参入」と見出しを打ち、今季トップ4争いを演じるエバートンが獲得に乗り出すシナリオを取り上げている。
記事では、イタリア地元メディア「トゥット・ボローニャ」のマヌエル・ミングッツィ記者のコメントを引用し、「興味深いことに、ミングッツィは冨安を『プレミアリーグの最適任者』と表現した。また、『多様性に長け、SBとCBの両方で起用できる。クラブに残ってくれることを祈るが、トミはプレミアにぴったりだ。いつかトップクラブでプレーする』と主張していた」と伝えた。
また、「エバートン、ニューカッスルのどちらにとっても素晴らしいサインとなるだろう。日本人DFがすぐに加入せずとも、彼の年齢は励ましとなる。まだ22歳のため、改善の余地もあり、争奪戦の勝者は、納得のいく長期的投資となるはずだ」とも太鼓判を押している。
今夏の移籍市場では、冨安を巡る争奪戦が英国内でも繰り広げられることになる可能性が浮上しているが、仮にエバートンへ加入した場合、今季終了後にリバプールへ復帰する予定の日本代表MF南野拓実とは宿敵関係となる。来季以降は、因縁の“マージーサイド・ダービー”で日本人対決を目にすることができるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)