佐藤寿人氏×金明輝監督が“同期対談”　「どうして指導者になろうと？」

　今季好調な鳥栖を率いる金明輝監督と昨季限りで現役を引退した佐藤寿人氏が“同期対談”した。スポーツチャンネル「DAZN」が公式YouTubeチャンネルで公開。佐藤寿人氏がジェフユナイテッド市原（現ジェフユナイテッド市原・千葉）時代の“同期”である金明輝監督に指導者になった理由に迫った。

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　市原の下部組織で育った佐藤氏は2000年にトップへ昇格。01年までプレーし、02年はセレッソ大阪、03年、04年はベガルタ仙台、05年からサンフレッチェ広島で活躍しエースとして3度の優勝に貢献した。17年に名古屋グランパスへ移籍し、19年には千葉に戻り昨季限りで現役を引退した。

　一方の金明輝監督は初芝橋本高校から佐藤と同じく2000年に市原へ入団。シーズン途中でヴァンフォーレ甲府へ渡り、01年に市原へ復帰した。その後はKリーグやJFL、J2などでプレーし11年限りで現役を引退している。

　そんな“同期入団”の2人の対談が実現。「DAZN」公式YouTubeチャンネルでは、「今シーズン好調な鳥栖サッカーについて金明輝監督にジェフ時代の同期・佐藤寿人が迫る！｜『Jリーグプレビューショー#6』より」と題して、佐藤“記者”が金明輝監督に切り込む様子を公開している。

　佐藤氏は「どうして指導者になろうと？」と質問すると、金明輝監督はその理由を明かした。

「ぼんやりと指導者に最初はなったかな。一瞬じゃん、プレーヤーとして輝いている時って。その一瞬を大事にしてあげたいという思いが常にあるよね。彼らの良さを生かすための働きかけ、きっかけ、僕の感覚で頭ごなしに良い悪いをジャッジしたら僕ぐらいの選手しかできないんじゃないかというのが僕の持論だから。選手たちの価値を上げてあげたいということ。それに尽きるよね」

　選手の人生を背負い、その瞬間を大切にして指導に当たっている指揮官。佐藤氏に素直な思いを明かす動画となっていた。