ピッチ外でも敏腕! デ・ブライネ、代理人なしでも週給760万円アップに成功の理由は?
デ・ブライネは自身のデータを基にクラブと交渉 「最も影響力のある選手として…」
マンチェスター・シティのベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは7日に2025年まで契約延長したことを発表した。現在のサッカー界では珍しく代理人をつけていないデ・ブライネは、代わりにアナリストにデータ分析を依頼し、それらを活用して交渉に臨んだという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
デ・ブライネは2015年にヴォルフスブルクからマンチェスター・シティに移籍し、1年目からチームのキーマンとして活躍。これまでにプレミアリーグで2度のアシスト王を獲得し、さらに昨季はPFA年間最優秀選手に選出されるなどチャンスメーカーとして不動の地位を築いた。
怪我の多さに悩まされているものの、タレント軍団のシティの中でも中心的な存在だ。昨年から契約延長交渉を行っていると伝えられていたなか、今回2025年までの契約延長が実現した。
そんなデ・ブライネだが、昨年8月に当時の代理人だったパトリック・デ・コスター氏が粉飾決算の疑いで逮捕されて以降は代理人を立てずにクラブとの交渉を行っていた。ミノ・ライオラ氏やジョルジュ・メンデス氏といった敏腕代理人の存在が有名になり、代理人をつけない選手は今の時代には珍しいが、デ・ブライネはベルギーに住む父親と弁護士にリモートでサポートを受けていたという。
デ・ブライネは自ら交渉を行う代わりに、アナリストに依頼し、クラブ内での自身の影響力、年齢や資質に基づいた今後数年間の成功のためにどれだけの準備ができているかなどを分析してもらい、それらのデータを基に「彼が最も影響力のある選手として、チームに永続的な価値があることをシティに示し、新契約を結ぶ条件の大幅な昇給を交渉した」という。
これまでの契約でデ・ブライネの週給は35万ポンド(約5280万円)だったが、今回の契約延長で週給40万ポンド(約6040万円)、年俸にして2080万ポンド(約31億円)までアップしたと伝えられている。データ分析を活用することで、望み通りの契約を勝ち取ることに成功したようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)