トットナムの指揮官がセルビア人サポーターが掲出した差別的フラッグに憤慨 「恥ずべき行為だ」

証拠写真をUEFAに提出

 トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、18日のアウェーで行われた欧州リーグのパルチザン・ベオグラード(セルビア)戦でユダヤ人に対する差別的な横断幕を出した相手サポーターを厳しく非難した。英国営放送「BBC」が報じている。
 0-0のドローに終わった試合後、指揮官はこう語った。
「恥ずべきことだ。敬意を欠き、受け入れ難い行為だ。クラブは気付いていたが、私は(横断幕)を見なかった」
 ホームのサポーターはBBCのコメディー番組のロゴをまねた「ユダヤ人と、女性器だけ」という侮辱的な黄色と、赤いフラッグをゴール裏で掲出した。トットナムは歴史的にロンドンのユダヤ人コミュニティーと密接な関係性を持っている。チームのスタッフは証拠の写真を撮影し、UEFAに提出したという。
 パルチザンサポーターは、2007年のUEFA杯1次リーグで暴動を起こし、UEFAから制裁を受けた過去がある。また、2年前には、トットナムDFダニー・ローズがU-21イングランド代表の試合でセルビア人サポーターから人種差別を受けた。パルチザンが再び制裁を受ける可能性が高まっている。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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