浦和が今季初の2連勝! 清水にアウェーで2-0と勝利、4-1-4-1の新布陣が機能
前節と同じメンバーで臨み、岩波と杉本のゴールで白星つかむ
浦和レッズは7日、J1リーグ第8節で清水エスパルスとのアウェーゲームに臨み、2-0で勝利して今季初の2連勝を飾った。今季就任したリカルド・ロドリゲス監督の戦術が浸透し、リズムをつかみつつある。
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浦和は3日に鹿島アントラーズ戦で披露した新システム4-1-4-1をこのゲームでも継続。スタメン11人とベンチ入り7人が全く同じ選手という、良いゲームの流れをそのまま継続する采配を見せた。
すると、前半の浦和は完全にゲームを制圧した。最終ラインからのビルドアップに安定感があり、中盤以降はFW武藤雄樹がゼロトップ気味に動くことで各所に数的優位を確保。次々に中盤を突破して前線まで攻撃を進めた。
そうしたなかで同40分にはDF山中亮輔がピンポイントのコーナーキックを蹴り込み、DF岩波拓也が打点の高いヘディングで合わせて1-0とリードを奪いハーフタイムを迎えた。
今季からミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が率いる清水は後半からプレッシングを修正し、浦和に簡単な攻撃を許さずにボール保持率を高めた。何回かペナルティーエリア内に侵入する攻撃はあったものの、決定機と呼べるような形は作り出せず、GK西川周作の牙城を崩せずに試合が進んだ。
浦和のロドリゲス監督は、残り約15分でシステムを4-4-2に切り替えてゲームを締めくくりにかかり、清水にボールを持たせながらも守備ブロックの強度を上げた。すると同45分、中盤からの速攻で途中出場のMF伊藤敦樹が中央に入れたラストパスを同じく途中出場のFW杉本健勇が右足ボレーで決め、2-0で勝利した。
これで浦和は鹿島戦から今季初の2連勝。リーグ戦の成績を3勝2分3敗と五分に戻し、じわじわと上位をうかがいそうな気配を見せ始めている。