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1974年生まれ「世界ベスト11」 “天才”デル・ピエロが軸、両翼に魅惑のタレント選出
【世界年代別ベストイレブン|1974年生まれ編】攻撃的な左サイドはデル・ピエロとC・ロペスのコンビ
才能豊かな選手を多数輩出した「黄金世代」は世界各地に存在し、伝説のチームとして一時代を築いてきたが、果たして史上最強の「生まれ年」はいつなのか。きら星の如く存在する各国スター選手を生まれ年ごとに分けて、世界の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1974年生まれを特集する。
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FWにはセカンドストライカーやウイングタイプの選手が多い。そんななかで、ゴール前には、チリ代表でFWイバン・サモラーノと「ササ・コンビ」と呼ばれる強力2トップを構成したFWマルセロ・サラスを配置する。左ウイングにはユベントスやイタリア代表で活躍した、この年代最高のスタープレーヤーであるFWアレッサンドロ・デル・ピエロを置く。彼が得意とする「デル・ピエロゾーン」と呼ばれる左45度からのシュートを打ちやすい配置だ。
右ウイングには、アーセナルの無敗優勝メンバーの一員であり、突破力と得点力を兼ね備える元フランス代表FWシルバン・ヴィルトールを起用。また、もう1人FW登録の元アルゼンチン代表FWクラウディオ・ロペスは、バランスを考えて左サイドハーフに配置。デル・ピエロとサラスの2トップをヴィルトールとC・ロペスのウイングがサポートする戦い方になる。
強力なアタック陣をサポートする中盤には、右サイドに元スペイン代表MFガイスカ・メンディエタを置く。そして2ボランチには、豊富な運動量でバイエルンの中盤を支えた元ドイツ代表MFイェンス・イェレミース、献身的なハードワークが持ち味でマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元イングランド代表MFポール・スコールズを並べる。メンディエタ、スコールズは一撃必殺のスルーパスも持ち合わせており、チャンスメークでもチームの助けとなるだろう。
最終ラインに入る3枚は、屈強な守備が持ち味の元イングランド代表DFソル・キャンベル、バイエルン・ミュンヘンやユベントスといったビッグクラブで活躍した危機察知能力の高い元クロアチア代表DFロベルト・コバチが両脇を固める。そして、中央には2002年の日韓ワールドカップ(W杯)を負傷で棒に振ったものの、的確な読みとカバーリング能力でドイツ代表のリベロとして君臨したDFイェンス・ノボトニーを入れた。