アーセナル攻撃陣は「小さなマフィア」 元英代表DFが“解体”推奨「追い出さない限り…」

リバプール相手に0-3と敗れたアーセナル【写真:AP】
リバプール相手に0-3と敗れたアーセナル【写真:AP】

リバプールに0-3と力なく敗戦 守備陣に一定の評価を与える一方、攻撃陣を酷評

 マンチェスター・ユナイテッドのOBで、現在は解説者を務める元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、現地時間3日のプレミアリーグ第30節リバプール戦に0-3と敗れたアーセナルの攻撃陣を「小さなマフィア」と称し、そのパフォーマンスを厳しく批判した。選手とミケル・アルテタ監督との間に断絶があると感じているという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 プレミアリーグ第30節でアーセナルはリバプールをホームに迎えた。前半を0-0で折り返したが、リバプールの攻撃を抑えきれず後半に3失点。0-3の完敗に、アルテタ監督は「受け入れられない敗戦」として試合後にサポーターに向けて謝罪した。

「スカイ・スポーツ」で解説を務めるネビル氏は、アルテタ監督の下でアーセナルの守備に改善が見られたことに感銘を受けていた一方で、アタッカー陣には不足を感じているという。

「ミケル・アルテタ監督の下で良い形になっている。4バックは良い距離感でラインを上げていて、彼らは30~35メートルのコンパクトさを保っている。土曜日の試合(リバプール戦)もそれは変わらなかったが、その努力が異なっていた、あるいは欠けていたのは前線の6人だ。(マルティン・)ウーデゴールは少しプレスをかけようとしていたが、それも彼1人で、残りの選手はジョークだと言っても過言ではなかった」

 リバプール戦ではキャプテンのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやウーデゴール、フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット、コートジボワール代表FWニコラ・ぺぺ、スペイン代表MFダニ・セバージョス、ガーナ代表MFトーマス・パーティといった選手が先発していたが、ネビル氏は彼らの守備への貢献が低かったと指摘。「アルテタ監督は前線の選手の応用力のなさにショックを受けていると思う」「リバプールは何度もボールを奪い返したが、彼らにとっては公園で散歩しているようなものだった。彼らにはなんのプレッシャーもなかった。恥ずべきことだった」と厳しい言葉を並べた。

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