名門ミラン、「10番」の退団危機 契約交渉に苦戦…欧州の複数クラブが触手か

ミラン「10番」のトルコ代表MFハカン・チャルハノール【写真:Getty Images】
ミラン「10番」のトルコ代表MFハカン・チャルハノール【写真:Getty Images】

MFチャルハノール流出の可能性浮上、ユベントスらが獲得を画策中と伊報道

 シーズン後半戦に入って調子を落としているイタリア・セリエAの名門ACミランだが、主力の契約延長交渉に苦しんでいることが浮き彫りになっている。イタリア衛星放送「スカイ・スポーツ」は、攻撃の司令塔を務める「10番」のトルコ代表MFハカン・チャルハノールが退団となる可能性を報じている。

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 ミランは昨年1月に復帰したスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの大きな存在感もあり、若手選手も躍動。今季に入り、シーズン前半戦では首位を長く走って10年ぶりのリーグ優勝の可能性も大きく感じさせるシーズンを過ごした。

 しかし、冬の移籍市場を挟んだシーズン後半戦では成績が伸びなくなった。首位を同じミラノのライバルであるインテルに譲り、ミランは1試合消化が多いにもかかわらず勝ち点8差の2位と、逆転優勝はかなり厳しくなった。現実的には、アタランタ、ユベントス、ナポリとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う状況にいると言えるだろう。

 そうした中で、ミランを悩ませているのが主力との契約延長交渉にある。イブラヒモビッチに加え、守護神のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、司令塔のチャルハノールが今季限りで契約満了。その延長交渉に苦しんでいることがイタリアメディアで報じられてきた。

 中でもチャルハノールに関しては、国内のライバルであるユベントスに加え、イングランド・プレミアリーグのアーセナルとチェルシーも獲得に乗り出してるという。すでに契約満了まで半年を切っていることから、世界中のクラブが自由に年俸交渉が可能な状況にあり、ミランも同条件での交渉を強いられる。

 必ずしも主力の契約状況が成績に影響していると言えるわけではないものの、攻守それぞれのキーマンが去就不透明にある状況は、ミランにとって大きな悩みの種になっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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