「最も完璧なバイシクル弾」 イタリア人FWのアクロバット弾を海外称賛
スペツィアFWダニエレ・ヴェルデのバイシクル弾に海外メディア注目
クラブ創設114年目で初めてセリエAを戦うスペツィアは、現地時間3日に行われた第29節の敵地ラツィオ戦で1-2と敗れた。しかし、イタリア人FWダニエレ・ヴェルデが決めた豪快なバイシクル弾が話題を呼んでおり、海外メディアは「最も完璧なバイシクルゴール」と称賛している。
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16位と低迷しているスペツィアは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いをしている強豪ラツィオの本拠地に乗り込んだ。試合は序盤から押し込まれる展開が続いていたが、前半はなんとか耐え、0-0で折り返す。しかし、後半に入っても流れは変わらず、同11分にカウンターからスルーパスに抜け出したイタリア人FWマヌエル・ラッツァーリにゴールを奪われる。なんとか食らいつきたいスペツィアは同28分にヴェルデのゴールで一時は追いつくも、終了間際の同44分に元エクアドル代表FWフェリペ・カイセドにPKを決められ1-2で敗れた。
そんななか、ヴェルデが決めたゴールに海外メディアが注目している。後半28分、左サイドでボールを持ったガーナ人FWエマニュエル・ギャシがふわりと浮かせたクロスを上げるが、少しファーサイドに流れた。ヴェルデはボールが長いと見るや、数歩後ろにステップを踏み、体を投げ出すような形でバイシクルシュートを選択。すると、ジャストミートしたボールはゴール右上のクロスバーをかすめながらネットに突き刺さった。
英メディア「スポーツ・バイブル」は「ダニエレ・ヴェルデが最も完璧なバイシクルシュートを決めた」と見出しを打ち、「彼がラツィオに対してバイシクルシュートを決めた時、魔法の瞬間を生み出した」と取り上げている。また英紙「デイリー・メール」でも「スペツィアのダニエレ・ヴェルデがセリエAのゴール・オブ・ザ・シーズンを決めた」と言及している。
ギリシャで結果を残し、イタリアに帰ってきたヴェルデは、降格圏と7ポイント差の16位と低迷しているスペツィアを残留に導くことができるのだろうか。