アザール早期復帰でレアルとベルギー代表の関係悪化? 仏誌「新たな緊張関係に…」
チーム練習に復帰、CLリバプール戦に出場する可能性が浮上
レアル・マドリードのベルギー代表MFエデン・アザールは右足腸腰筋の負傷で戦線離脱していたが、先日チームトレーニングに復帰した。ジネディーヌ・ジダン監督はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のリバプール戦(現地時間6日)出場の可能性を示唆しているが、この早期復帰がレアルとベルギー代表の関係に緊張関係をもたらすとの懸念もあるようだ。
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度重なる負傷に苦しんでいたアザールは先月、右足腸腰筋を負傷して戦線離脱。当初、復帰時期は未定とされていたが、現地時間4日に行われたチーム練習にアザールが参加した。
3日のエイバル戦(2-0)での出番はなかったが、ジダン監督はミッドウィークに行われるCLのリバプール戦にアザールが復帰する可能性を示唆している。
昨年、新型コロナウイルスに感染するなど欠場が続くアザールは今季公式戦出場がわずか14試合のみ。本人も名誉挽回へ期する思いを抱えているとはいえ、コンディションが100%万全の状態になる前に復帰を急げば再発の危険性もある。
フランスのサッカー専門誌「オンゼ・モンディアル」によれば、腸腰筋の負傷の治療に関わっていたベルギー代表のメディカルスタッフは、負傷から3週間あまりでの復帰を非常に懸念しているという。アザールには今夏の欧州選手権までに完全復活することを期待しており、ここで無理をさせる必要はないと感じているようだ。
早期復帰を望んでいるレアル側と慎重な姿勢のベルギー代表とでは、スタンスが異なる様子だ。同誌は「新たな緊張関係の始まりとなるかもしれない」とレアルとベルギー代表の関係悪化を懸念している。
アザールはジダン監督の言葉通り、大一番のリバプール戦で復帰を果たすことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)