「信じられないアシスト」 リバプールDFの“精密クロス”に英注目「理想的なプレー」
リバプールはアーセナルに3-0で快勝、アーノルドは先制点を演出する正確無比なアシストを記録
リバプールは現地時間3日、プレミアリーグ第30節でアーセナルと対戦し、3-0で快勝を収めた。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドは先制点をアシストしたが、正確無比なクロスに英メディアは「アーノルドが信じられないアシストを生み出した」と見出しを打って取り上げている。
昨季30年ぶりのリーグ優勝を達成したリバプールは、今季も一時は首位に立ったものの、昨年末から突如として失速。直近のリーグ戦13試合で8敗を喫し、暫定7位に沈んでいた。前節のウォルバーハンプトン戦を1-0で勝利してインターナショナルブレイクを挟み、今節にアーセナルとの強豪対決を迎えた。
試合は序盤からリバプールが試合の主導権を握る。スコアレスで推移したが、後半19分にアーノルドが均衡を破るワンプレーを披露する。右サイドでボールを受けたアーノルドは対峙した相手DFを抜き切らないタイミングでクロスを供給。鋭い弧を描いたボールは走り込んだポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタの頭にピンポイントで合い、先制弾をお膳立てした。
英メディア「スポーツ・バイブル」は「アーノルドが信じられないアシストを生み出した」と見出しを打ち、「膠着状態を打破したのはアーノルドのアシストであり、サウスゲート監督に彼の能力を思い出させた理想的なプレーとなった」と、今季低調なパフォーマンスが続いていたアーノルドの本領が発揮されたと言及していた。
過去2シーズンで25アシストを記録していたアーノルドだが、今季は3アシスト(アーセナル戦を除く)にとどまっていた。攻守にわたり本調子を維持できていなかったことから、イングランド代表からも落選する厳しい時期を過ごしているが、アーセナル戦でのパフォーマンスが復調のきっかけとなるかもしれない。
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