左SBにはロベカル、“世界一”カンナバーロを軸にしたCB陣も豪華

　最終ラインも実に豪華だ。驚異的なスピードと「悪魔の左足」と形容されたキックが持ち味の超攻撃的左サイドバックの元ブラジル代表DFロベルト・カルロスに加え、センターバックには2006年ドイツW杯で世界一になり、DFながらバロンドールを受賞した元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロが入る。

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　また、小柄ながら抜群の跳躍力を誇ったDFロベルト・アジャラ、インテルの象徴的な存在でもあるDFハビエル・サネッティという元アルゼンチン代表コンビも外せない。バックアップにも、06年W杯優勝を経験している元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ、イタリアだけでなくスペイン、イングランド、フランスでもプレーしたDFクリスティアン・パヌッチも控えている。

　GKの選択も困難を極める。トルコが3位に入った2002年日韓Ｗ杯の守護神リュシュトゥ・レチベル、ブラジル代表やACミランでも正GKを務めたGKジーダ、さらにGKながら通算131得点を挙げ、GKの最多得点記録を持つ元ブラジル代表GKロジェリオ・セニなどの名手もいる。

　なお、彼らが生まれた1973年は、元オランダ代表FWヨハン・クライフが2度目のバロンドールを受賞、彼が所属していたアヤックスがUEFAチャンピオンズカップで3連覇を達成するなど、西ドイツW杯を前にオランダに勢いがあった。