「上手く“叫び”、イエローカードを与えた」 J1の“蹴り入れ疑惑”にアジア紙も反応
C大阪vs鳥栖で起きたDFファン・ソッコとFW大久保の“接触シーン”が反響止まず
セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人とサガン鳥栖の元韓国代表DFファン・ソッコは、2日に行われたJ1リーグ第7節のセレッソ大阪対サガン鳥栖の一戦で思わぬ形で注目を集めている。両者の“騒動”は海外で反響が拡大しており、「オオクボは上手く“叫び”、相手にイエローカードを与えた」と報じている。
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鳥栖は今季、開幕から6戦無敗(4勝2分)と好スタートを切り、無失点と堅守も光っていた。C大阪も6試合で4勝を収めており、今節は3位の鳥栖と4位のC大阪による上位対決となった。試合は後半1分にC大阪MF奥埜博亮のミドル弾で均衡が破れ、1-0のまま終了。両チームの順位は入れ替わることになった。
一方、世界で波紋を呼んでいるのが後半10分の場面だ。右サイドでファン・ソッコがボールを持った際、C大阪FW大久保が激しいプレッシングを掛けると、ファン・ソッコはGKへのバックパスを選択。その際、執拗なチャージに苛立ったのか、ファン・ソッコは背後から大久保に向かって右足を蹴り上げる素振りを見せる。
大久保は左太ももを抱えながらピッチに転倒し、主審へとアピール。ファン・ソッコも抗議の姿勢を示したが、最終的にはイエローカードが提示された。スペイン紙「AS」がこの場面を、「日本で何が起こったのか…これはサッカー界の苦難だ」と報じると、ペルーメディア「El Comercio」でも「主審が対戦相手にイエローカードを出させるため、J1で見事なパフォーマンスが披露された」と注目された。
そんななか、ベトナム紙「Bao The Thao Vietnam」も「ヨシト・オオクボは上手く“叫び”、相手にイエローカードを与えた」と見出しを打ち、状況を描写している。
「試合後、多くの議論の対象となったのはヨシト・オオクボだった。後半10分、鳥栖のファン・ソッコがボールを奪い、オオクボが追いかけた。ファン・ソッコはGK朴一圭にパスをした。その後、オオクボは突然足を抱えて倒れ、テレビカメラもオオクボの悲鳴を捉えた。審判はすぐにファン・ソッコにイエローカードを提示した。パスしたあと、ファン・ソッコはオオクボに向かって足を上げた。故意なのか、意図しない行為なのかは定かではないが、オオクボに軽く触れただけのようだった。それでもオオクボはまだ痛がっていた」
記事では、両者の是非には言及していないものの、このワンシーンへの反響はしばらく続きそうだ。