「経験を伝えていくことが自分の使命」

「今後は子どもたちへの指導やサポート、震災の経験を伝えていく活動もできたらと考えています。アスリートとして生きてきた僕がビジネスの世界に入ってきて1年ちょっと、まだ多くは語れないですけど、この経験を伝えていくことが自分の使命だと思っています。大学で講義をさせていただくこともあるので、そういった活動もより多くやっていきたいです。未来のアスリートをサポートする。それが自分のできることかなと思います。

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　まずは自分が今いる場所で成功して、選択肢を増やしていきたい。後輩たちが引退した後に、より活躍できる場を提供できるようになれればと思っています。ジュビロやベガルタはもちろん、お世話になったJリーグ全体に恩を返していきたい。

　選手たちには現役は現役で最後までしっかりやりきってほしいですけど、セカンドキャリアは現役生活よりも長い。選手の生活を守りつつ、セカンドキャリアに関しても自分の経験を惜しみなく伝えること。それが僕の目指すスポーツへの恩返しの第一歩だと思っています」

　プロサッカー選手としての経験をビジネスの世界で生きる術へと昇華させた太田は、サッカー界が今よりももっと豊かな環境になることを夢見ている。