ハーランド獲得は「不可能」 シティのグアルディオラ監督、アグエロの代役獲得を否定
名将は「来シーズン、いかなるストライカーも獲得しないだろう」と補強を否定
マンチェスター・シティは、2020-21シーズン限りでアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが退団する。新ストライカー候補として、ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド獲得に動くと見られているが、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督はその噂を否定した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
現在、ハーランドの父親であるアルフ・インゲ・ハーランド氏とハーランドの代理人であるミノ・ライオラ氏はスペインとイングランドを回り、補強に動くとされるクラブと会合を行っている。2000万ユーロ(約26億円)でハーランドを獲得したドルトムントは、2021年夏の移籍市場で、1億8000万ユーロ(約234億円)の売値を付けたとされている。
バルセロナ、レアル・マドリードとの会談を終えたとされるライオラ氏らは、イングランドでも複数のビッグクラブと会談を行うと報じられてきた。マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、チェルシーといったクラブとともに、アグエロが退団を発表したマンチェスター・シティも候補に挙がっていたが、グアルディオラ監督は現地時間2日の会見で、夏の移籍は現実的ではないと話したという。
「このような値段であれば、私たちはいかなるストライカーも獲得しない。不可能だ。そんな余裕はない。すべてのクラブが経済的に苦しんでいて、私たちも例外ではない。私たちにはガブリエル(・ジェズス)、フェルラン(・トーレス)、さらに下部組織の選手たちもいる。また、私たちは偽9番でプレーすることもある。次のシーズンに向けて、新たなストライカーを一人も獲得しない可能性はとても大きい。いかなるストライカーも獲得しないだろう」
シティは、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを補強すると報じられている。夏には移籍金ゼロで獲得可能となるメッシだが、その年収は1億ユーロ(約130億円)以上。グアルディオラ監督はメッシの獲得にも否定的な考えを述べていたが、シティの今後の動きには注目が集まる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)