冨安健洋は「正真正銘の宝」 ボローニャの設定金は32億円以上とイタリア紙推察
32.5億円以下のオファーではボローニャは冨安を放出しないと指摘
ボローニャの日本代表DF冨安健洋は、イタリア挑戦2年目の今季も輝きを放っている。イタリア大手紙は、「2500万ユーロ(約32億5000万円)以上の価値がある」と市場価値の高騰を示唆している。
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日本代表の次世代DFリーダーとして期待を背負う冨安は、アビスパ福岡の下部組織で育ち、2015年にトップ昇格。18年にベルギー1部シント=トロイデンに移籍し、昨季からボローニャで主力として活躍している。
今季はここまでセンターバック、右サイドバック以外に、左サイドバックにも対応し、リーグ戦25試合に出場(計2250分)。ふくらはぎの負傷で3試合の欠場こそあったが、ボローニャの守備陣にはなくてはならない存在だ。
イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、「トミヤスは2500万ユーロ(約32億5000万円)以上の価値があると見出しを打ち、「ボローニャはトミヤスをとどめておきたい。しかし、巨額なオファーが来たら、耐えられない」と取り上げている。
「(トミヤスは)すべてのイタリアのビッグチームが注目している選手。プレミアの2つの重要なチームも同様。ボローニャは正真正銘の宝を抱えていることを知っている。適切な、この日本人選手の本当の価値の金額のオファーがなければ、トミヤスを放出しない。ワルテル・サバティーニTDとリッカルド・ビゴン強化部長はそれが分かっている。価値を倍増させて、その差額の利益を上げることができる時だけ手放す。時間が経てば、成長が止まる。シニシャ・ミハイロヴィッチ監督が数カ月前に保証したように、『正しいずる賢さを身につければ、最高にビッグなディフェンダーになる』選手を獲得して投資しようとしている人に、はっきり、明確に伝わる。ボローニャはトミヤスの価値をまだ数字に正式には表していない。しかし、確実に2500万ユーロ以下では放出しない」
また、記事では冨安の“課題”に関しても克服は時間の問題だとしている。
「シニシャは言わないが、信じていて、トミヤスを誇りに感じている。よく守備ができ、攻撃転換の再出発、攻撃ができるようになったことに。トミヤスはスポンジのように、だんだんと与えられたアドバイスや教えのすべてを吸収していった。シニシャが言うように、マークが柔に過ぎることがある。抜け目のなさや、マリシアが敵を止める時にはもう少し必要なのは、本当だ。しかし、それは時間が必要なだけのこと。技術的にも、フィジカル的にも、ほとんどリミットがない。今は戦術的な知識に関してもだ」
冨安への高評価はイタリアのみならず、欧州主要リーグでも広がっているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)