U-21日本代表が課題の直接FKを特訓も手倉森監督は「入らなすぎ」と苦笑
強気な姿勢を貫く中島もキッカー候補
韓国・仁川で行われているアジア大会に出場しているU-21日本代表の手倉森誠監督が17日のイラク戦で1-3で敗れた修正点として、FC東京FW中島翔哉ら5選手に直接FKの特訓を行った。
「イラク戦では後半見ただけで、7点は取れるチャンスがあった。それでも3―1で負ければ、完敗というように言われてしまう。なら、うちもFKを蹴れるやつを作っていかないと、ということ」
19日午前10時半から行われた1時間半の調整後、手倉森監督はFKキッカー候補を5人呼んだ。ゴール前20メートルの地点からプラスチック製の壁を立て、約15分直接指導した。
右足のキッカーは中島、浦和MF矢島慎也、愛媛FW原川力。左足のキッカーは広島MF野津田岳人、千葉DF山中亮輔の2人。指揮官の熱血指導を受けながら、5人はゴールを狙ったが、思うようにゴールネットを揺らせず、監督も「ただ、入らなすぎ」と苦笑した。
同世代としては国際試合でイラク相手に3連敗を喫したが、「(敗戦で)うだうだ言っている人の意味がわからない。最終的にトップに立てればいい」と強気なビッグマウスを連発した中島はゴール左隅に1本決めると、ガッツポーズ。21日のネパール戦では有言実行の直接FKを期待したい。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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